東工大理工学研究科での集中講義.2001年6月11日〜15日
講義概要: 場の量子論,および統計力学(特に古典スピン系)における臨界現象について, 主に「くりこみ群」の立場からの見方を述べます.「数学専攻」での 集中講義ではありますが,内容はそれほど数学的にはなりません.むしろ, 物理学専攻の学生さんも歓迎します.また,この講義は修士の 一年生を主な対象にした,基礎的なものになる予定です.
(6月17日追記)と言う予定だったのですが,思ったより時間がかかってしまい, 場の理論についてはほとんど述べられないままに終わってしまいました. 申しわけありません.
レポート問題と暫定的な講義ノートを公開しています. あんまり慣れてないので,ポカミスをやってるかも知れません.その場合は お知らせいただけると幸いです.
- レポート問題の LaTeX file (120KB)と PDF file (44KB)
- レポートの解答と講評は,鋭意作成中です.もうしばらくお待ちを.
- 講義ノートの暫定版の PDF file (420 KB). お断り:この「講義ノート」は僕の講義用の手書きノートからの抜粋で,非常に不完全なものです.特に,細かい計算などが省略されている部分が多々ありますし,文献なども不十分で,本来,公開できる性質のものではありません. しかし,どこかの省庁のように「不完全な情報を与えて混乱を招くよりは秘密にした方が良い」とは,僕は思いません. 大抵の場合,不完全な事を承知しておれば,不完全なものでも無いよりはマシだと思います. また,講義で言い残したことの補助にも役だってくれるかも知れません. と言うわけで,不完全なノートであることを十分ご理解の上, 各人でご利用いただければ幸いです.
- なお,この「数理物理学特論 II」は名大での秋学期の講義 「数理物理学特論」 とも密接に関係しています.興味を持たれた方は名大での講義の 講義ノートの第一部 (第二部はこの講義と同じものなので新しみ無し)もご参照下さい.