今後の予定

令和7年11月14日(金) 15:30 -- 17:00

会場
九州大学 伊都キャンパス ウエスト1号館 5階 C504小講義室
講演者
板倉 恭平 氏(学習院大学)
題目
変形斥力シュレディンガー作用素の実軸至近における複素固有値について
要旨
2次または劣2次の斥力ポテンシャルをもつ斥力シュレディンガー作用素を考え,その共鳴について考察する. 共鳴とは準安定状態にある量子力学的粒子のエネルギーである. 本講演では,斥力ポテンシャルの次数に応じた作用素を用いて構成される変形斥力シュレディンガー作用素の複素固有値を共鳴と定義し,エネルギー\(E\)に対しヴィリアル型の非捕捉的条件を課すことで,変形斥力シュレディンガー作用素が\(E\)の十分小さな近傍に複素固有値をもたないことを見る.

令和7年11月21日(金) 15:30 -- 17:00

会場
九州大学 伊都キャンパス ウエスト1号館 5階 C512室
講演者
生駒 典久 氏(慶應義塾大学)
題目
Existence of \(L^2\)-normalized solutions to nonlocal and nonlinear Schrödinger equations
要旨
本講演では非局所非線形項を伴う楕円型方程式の\(L^2\)正規化解の存在問題を扱う. \(L^2\)正規化解を得るため,方程式に由来する汎関数を\(L^2\)-sphere上に制限し, その汎関数の臨界点を見つける.初めに\(L^2\)-sphere上の最小化問題を考え, 非局所非線形項の強さと次元により最小化問題の可解性がどのように変化するかを考察する. 次に非局所非線形項の強さが臨界の場合に最小化問題が解けるかどうかについて考え, その後,強さが臨界未満の場合に極小点と峠型の臨界点が存在することについて扱う. 本講演はワルシャワ大学のKrzysztof Mysliwy氏との共同研究に基づく.

令和8年1月9日(金) 15:30 -- 17:00

会場
九州大学 伊都キャンパス ウエスト1号館 5階 C504室小講義室
講演者
田中 智之 氏(横浜国立大学)
題目
TBA
要旨
TBA



世話人: 瀬片 純市 (九州大学 大学院数理学研究院)
坂本 祥太 (九州大学 大学院数理学研究院)
Jan Brezina (九州大学 基幹教育院)
武内 太貴 (九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所)
三宅 庸仁 (九州大学 大学院数理学研究院)
連絡先: 三宅 庸仁 miyake[at]math.kyushu-u.ac.jp