| Bi−Lagrangian対称空間(パラエルミート対称空間とも言う)とは symplectic対称空間であって1対の不変Lagrange葉層構造 F', F"を持つものである。表現論で出てくるCayley型対称空間はこれの特別なものである。半単純リー群のbi-Lagrangian対称空間はcoveringを除いて双曲随伴軌道として表される。ここでは単純リー群のbi-Lagrangian対称空間に対して、二重葉層構造を不変にする微分同型のなす群(bi-Lagrange構造の自己同型群) を決定する方法について述べたい。対象は幾何学的なものであるが、手法は表現論で普通に用いられるものである。具体的内容は次ぎの通りである。 
 階別リー環からbi-Lagrangian対称空間Mへbi-Lagrangian対称空間の(同変)コンパクト化コンパクト化の軌道構造境界軌道の固定部分群軌道のSiegel型の実現ジョルダン三項積内の行列式多様体とコンパクト化の成層分解(stratification)、成層分解のC-infinity stability最小境界軌道M_0 上の一般化された共形構造Mのbi-Lagrangian構造の自己同型群とM_0の一般化された共形構造の自己同型群の関係
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