COEスタッフ
事業推進担当者COE研究員COE事務室
COE研究員
教官氏名 栗屋 隆仁 (KURIYA Takahito)
所属部局名、
学科部門名
数理学研究院
職名 COE博士研究員
電子メール marron@math.kyushu-u.ac.jp
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電話番号 092-642-7047
FAX番号 092-642-7047
取得学位 数理学博士・九州大学・2007年3月
専門分野 位相幾何学
研究・教育・
社会活動概要
ごく最近最も興味を持ち解決したい問題として、“3次元多様体の量子不変量を random matrix modelの枠組みとして捉えよう”という問題がある。 [3]において、有理ホモロジー3球面のLMO不変量をLie群Gで評価したものは random matrix modelの枠組みで捉えられる事を示した。 LMO不変量は量子G不変量の自明接続の寄与を捉えていると予想されているので、 この結果は上記の問題への肯定的証拠となっている (実際、整数係数ホモロジー3球面に対しては、[2]で示したように 量子不変量全体はLMO不変量と等価であり、またこの場合は 平坦接続は自明接続しかないのでこの問題は肯定的に解決される)。 この問題が重要なのは、Gopakumar-Vafa large N duality、 すなわち量子不変量とGromov-Witten不変量との1対1対応が 予想されているからである。この対応関係に対しては、 ミラー対称性に基づいた考察等が知られているが、先行研究の具体例としては、 多様体が三次元球面やレンズ空間の場合に限られており、 一般的には非常に難しい問題である。三次元球面やレンズ空間の場合、 この対応関係の説明にrandom matrix modelが用いられていることから、 一般の場合にもこの方針での説明がつくと期待しており、 どのような対応でGromov-Witten不変量のdualとしてLMO不変量が回復されるのかを 考察し明らかにしたいと考えている。
研究のキーワード 三次元多様体の量子不変量・LMO不変量, ランダム行列モデル
研究業績
[1]  Takahito Kuriya, THE LMO INVARIANT AND THE GUADAGNINI-PILO CONJECTURE FOR LENS SPACES, Preprint.
[2]  Takahito Kuriya, ON THE LMO CONJECTURE, Preprint.
[3]  Takahito Kuriya, O(2N) AND SP(N)-VERSION OF THE LMO INVARIANT AS A MATRIX MODEL, Preprint.
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