日時 | 12月8日(金) 15:30--17:00 |
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会場 | 福岡大学 セミナーハウス 2階 セミナー室 |
講師 | 北 直泰 氏(熊本大学) |
題目 | δ関数を初期データにもつ非線形シュレディンガー系の解について |
概要 | 非線形シュレディンガー方程式の連立系について解の挙動を考察する。 非線形項にゲージ不変性がある場合,初期データをδ関数にすることで, 元の偏微分方程式系を常微分方程式系(ODE系)に帰着できるので,解の 挙動を捉えやすくなる。先行結果として,土井氏と清水氏の共同研究による 結果があるが,そこでは連立系の第1式と第2式の非線形項の「ベキが一致」 している状況下で解の挙動が分類されている。両氏の考察では,ベキの一致 から有用な保存則を導き,それを利用している。 しかし,この講演では,両氏の結果を一般化して,第1式と第2式の非線形項の 「ベキが異なる」状況下で解の挙動を分類したい。そのために,変数係数を含んだ ODE系の未知関数に変換を施し,定数係数のODE系に書き直す。その後,力学系 理論に基づく取扱いによって解の挙動を分類する。本講演で紹介する結果は, 清水氏(神戸大・研究員)との共同研究によるものである。 |