九州関数方程式セミナー 平成28年度前期講演

日時 6月10日(金) 15:30--17:00
会場 福岡大学 セミナーハウス 2階 セミナー室
講師 生駒 典久 氏 (金沢大学)
題目 Pucci作用素と冪乗型非線型反応項を含む 方程式の正値解の存在・非存在
概要 1次元全空間上において Pucci 作用素を主要項とし, ポテンシャル項と冪乗型の非線型反応項を伴った方程式を考える. この方程式はよく研究されている非線型 Schroedinger 方程式の定在波解を 求めるときに現れる方程式の一般化になっている. 本講演では,空間無限遠において減衰する正値解を取り扱うが, 主要項が Laplacian の場合,このような正値解の存在・非存在は ポテンシャル関数の形に依存することが知られている. 同様のことが Pucci 作用素を主要項として持つ方程式についても示せたので この結果について紹介する. 本講演はチリ大学の P. Felmer 氏との共同研究に基づく.

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