日時 | 5月16日(金) 15:30--17:00 |
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会場 | 福岡大学 セミナーハウス 2階 セミナー室 |
講師 | 戍亥 隆恭 氏 (京都大学) |
題目 | 非線形Klein-Gordon方程式の複素数値解の分類について |
概要 | べき乗型(3次)の集約的非線形項をもつ空間3次元のKlein-Gordon方程式について考える. この方程式は基底状態解をもつことが知られている. 2010年にIbrahim,Masmoudi,Nakanishiにより, 基底状態解よりも小さいエネルギーをもつ実数値解は散乱するか, 爆発するかのいずれかであることが示された. またどちらになるかを初期値によって分類した. 今回はこれの複素数値解への拡張について紹介する. つまり基底状態解だけでなく, 定在波解(これは複素数値の解である)よりも小さい解に対して散乱するか, 爆発するかのいずれかであることを示す. さらにどちらになるかを初期値によって分類する. |