日時 | 4月26日(金) 15:30--17:00 |
---|---|
会場 | 福岡大学 セミナーハウス 2階 セミナー室 |
講師 | 三村 与士文 氏 (東京理科大学) |
題目 | 放物型-放物型Keller-Segel系の勾配流としての定式化と劣臨界質量における時間大域解の存在 |
概要 | 第2モーメントが有限な確率測度の空間上で定義されるWasserstein距離の定義を与え, この空間(Wasserstein空間)での勾配流の概念と時間離散化の方法と呼ばれる解の構成法について述べる. これらの概念の下, 退化拡散項を持つ放物型-放物型Keller-Segel系をWasserstein空間と$L^2$-空間での勾配流として定式化し, 第一変数の総質量がある値$M_*$よりも小さければ時間大域解が存在することを述べる. |