九州関数方程式セミナー 平成24年度後期講演

日時 1月25日(金) 14:45--15:10
会場 福岡大学 セミナーハウス 2階 セミナー室
講師 牧尾 直希 氏 (九大・数理 M2)
題目 周期的層状領域における圧縮性Navier-Stokes方程式の線形化半群の漸近挙動
概要 n次元周期的層状領域における圧縮性Navier-Stokes方程式の静止定常解の周りでの線形化問題を考察する. 静止定常解周りでの線形化作用素は$L^2$上の縮小半群を生成し, 時間無限大においてn-1次元熱方程式の解のごとく振る舞うことを示す.

日時 1月25日(金) 15:10--15:35
会場 福岡大学 セミナーハウス 2階 セミナー室
講師 津田 和幸 氏 (九大・数理 M2)
題目 圧縮性Navier-Stokes方程式の時間周期解の存在と安定性
概要 時間周期的外力のもとで全空間における圧縮性Navier-Stokes方程式の時間周期解の存在と安定性を考察する.この講演では,外力 がある種の空間対称性をもち十分小さければ,空間次元が3以上の場合に時間周期解が存在することを示す.また得られた時間周期解は十分小さい攪乱 に対して安定であることを示す.

日時 1月25日(金) 15:35--16:00
会場 福岡大学 セミナーハウス 2階 セミナー室
講師 高原 裕介 氏 (九大・数理 M2)
題目 空間非一様場における双安定スカラー方程式のフロント解のダイナミクスについて
概要 双安定な非線形項をもつ反応拡散方程式には,内部遷移層をもつフロント状の進行波解の存在が知られている. 本研究は,その進行波解の運動が方程式に含まれる空間非一様性によりどのような影響を受けるかという観点で行った. 進行波解が支配される運動方程式を導出し,数値シミュレーションをした結果,パラメータに関してヒステリシス的構造をしていることが分かった.

日時 1月25日(金) 16:00--16:25
会場 福岡大学 セミナーハウス 2階 セミナー室
講師 古河 直樹 (九大・数理 M2)
題目 一次元進行フロント解に対する空間不均一性の影響について
概要 ある空間1次元双安定連立反応拡散方程式の解である進行フロントが,空間不均一性の影響によりどのような挙動を示すかという問題について発表する。不均一性が階段型関数およびスロープ型関数の場合を考え,階段型関数の場合のフロント解の運動とスロープ型の関数の場合のフロント解の運動の関連,およびスロープの傾きに対するフロント解の運動の依存性について調べた.その結果,直感からは予測できないような非自明なフロント解の運動が存在することを理論的に示し,それを実際に数値シミュレーションによって再現した.

日時 1月25日(金) 16:25--16:50
会場 福岡大学 セミナーハウス 2階 セミナー室
講師 森 直文 氏 (九大・数理 M2)
題目 Decay property of the Timoshenko system with thermal effects
概要 T.B.A.

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