近年, 非線形偏微分方程式系に対する数学研究はめざましい発展を遂げ流体,
非線形波動, 反応拡散方程式といったそれぞれの研究対象に関して解析のための
理論や手法が深まりつつあります.一方で, 対象の違いから使われている解析手
法が大きく異なる場合が多々あり, それら手法の特徴や違い, メリット, ディメ
リットなどがきちんと把握されていないことが多いと思われます.非線形偏微分
方程式の数学解析という, ほぼ同じ対象と目的であることから, それぞれの研究
対象に関して培われてきた数学解析の手法を互いに知ることは, 自らの研究テー
マの解析に役立つことはもちろん, 今後の研究の幅を広げるためにも大変有効で
あろうと考えられます.
この冬の学校では, これから非線形偏微分方程式系に関わる研究を始めようと する学生や若手研究者を念頭におき, 非線形偏微分方程式系の中から典型的ない くつかのテーマを取り上げます.各テーマに対して主に使われている数学テクニッ クや考えを入門的にわかりやすく紹介することにより, それらを共有し, 様々な 視点から自らの研究テーマを見直すことができるよう後押しすることを目標とし たいと考えております.
| 組織委員: | 栄 伸一郎 (九州大, ichiro _at_ math.kyushu-u.ac.jp) |
| 西畑 伸也 (東工大, shinya _at_ is.titech.ac.jp) | |
| 隠居 良行 (九州大, kagei _at_ math.kyushu-u.ac.jp) | |
| 中村 徹 (九州大, tohru _at_ math.kyushu-u.ac.jp) | |
| 上田 好寛 (東北大, ueda _at_ math.tohoku.ac.jp) |
この冬の学校は
文部科学省 グローバルCOEプログラム 九州大学大学院数理学府及び
「マス・フォア・インダストリ教育研究拠点」 (拠点リーダー:若山正人)
日本学術振興会 科学研究費補助金の援助のもと開催されます。
基盤研究(A) 課題番号22244009 (代表 川島秀一)
基盤研究(B) 課題番号22340027 (代表 西畑伸也)
萌芽研究 課題番号21654019 (代表 栄伸一郎)