Date: 2008年5月29日
授業および教科書で扱った事実は証明無しに使ってよいが、その際にはどの事実を用いたかをことわること。
(1) (2) | |
(3) (4) (5) |
[解答](1)
(2) のとき が成り立つ。右辺の極限は0 だからはさみうちの原理により .
(3) に対して からはさみうちの原理により . よって
である。このことと に対するはさみうちの原理により .
(4)
(5)
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により定める。
[解答](1)問題のような たちの1次式からなる漸化式(線型漸化式)は次のように行列を使って解くことができる。
まず上の1変数の2階の線型漸化式を2変数の1階線型漸化式
に書ける。 の特性多項式は だから , となる , がある。例えば , とすればよい。この , を横に並べた行列を とすると、
ゆえ である。これから
(2)
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(1) (2) (3) | |
(4) (5) |
[証明](1)
(2)
(3)
(4)教科書の例にあったとおり . この両辺の自然対数を取り、 とおけば
を得る。これを使って、
(5) を とおけば
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[解答](1) , とも 上の関数。また のとき
(2)まず とおくと、
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により定める。
[解答](i)まず数学的帰納法で , ( )であることを証明する。 のとき仮定から である。 とすると漸化式から であり、
上で示したことから
だから は単調増加、 は単調減少である。
(ii)まず , ( )を数学的帰納法で証明する。 である。 とすると、(1)と から
である。
(i)から は上に有界な単調増加列、 は下に有界な単調減少列だからそれぞれ、その上限 、下限 に収束する。ここで上で示したことと併せて
であるから、はさみうちの原理により を得る。
さて , ( )を数学的帰納法で証明する。 である。 とすると
である。これと相加相乗平均の関係から
が成り立つから、はさみうちの原理により である。