▶海外長期インターンシップ報告(朴炯基)
●報告者:
九州大学大学院数理学府博士後期課程2年 リーディングプログラム生
朴炯基
●出張期間:
令和元年8月26日~令和元年11月15日
●渡航国(都市名)・用務先:
ドイツ(ベルリン)/ベルリン自由大学
●報告:
リーディングプログラムにおける海外長期インターンシップとして、ドイツのベルリン自由大学のKonrad Polthier教授の集中講義“Visualization and Geometry Processing with Courses and Exercise”に参加し、曲面の三角形を用いた離散化及びその上でのベクトル場解析、この理論を応用したTextureの理論など離散幾何学の基本とその応用を学習した。
講義では参加した学生がグループでプログラミングをするプロジェクトがあり、“City generating”問題に関する様々な工学的な理論など、実際にプログラムを作るためにプログラムJavascriptを学習した。
また、Konrad Polthier教授と共同で“3次元球面上のカライドサイクル(3次元空間内の複数の剛体をヒンジで数珠状に結合した閉リンク機構の一つの族)の構成”を研究した。
この研究はカライドサイクルの特有な回転運動がHopf torusの回転と似ていることに着目した研究であり、理論的な構成のため3次元球面に関する幾何学の理論を学習し、構成したカライドサイクルを可視化するため、Konrad Polthier教授が開発したプログラムJavaviewを学習した。
今回のインターンシップを通じて共同研究を始められたことはもちろん、今後の自身の研究分野に関連する勉強もでき、これから役にたつと思われるプログラムの学習ができたのは大きな成果である。