▶九州代数的整数論2017(KANT2017)開催報告
●日時/場所: 九州大学伊都キャンパス ウエスト1号館
3/08(水) 13:25-16:50 <C棟-515:中講義室>
3/09(木) 10:00-12:10, 13:30-16:50 <C棟-501:大講義室>
3/10(金) 10:00-12:10, 13:30-15:45 <C棟-501:大講義室>
●世話人:
工藤桃成 (九州大学大学院数理学府D2, 企画代表)リーディングプログラム生
岡本健太郎(九州大学大学院数理学府D2)
坂田実加 (九州大学大学院数理学府D3)
中屋智瑛 (九州大学大学院数理学府D2)
●概要:
「九州大学リーディングプログラム『キーテクノロジーを牽引する数学博士養成プログラム』」からの支援のもと,
2017年3月8日(水)から3月10日(金)に研究集会
「九州代数的整数論2017」を九州大学において開催した.
本研究集会の目的は, 主として代数的整数論に関連する話題について, 特に若手の研究者を多く九州大学へ招待し,
集会を通じて参加者の研究発展・交流を図ることであった.
整数論は近年急速に発展し, 研究分野も細分化が進んでいるため, 非専門家にとっては取り組みづらいものと考えられる.
そこで, 細分化された分野を大域的に取り扱い, 整数論における異分野間の研究交流を促進する機会を設けることは,
上記のような先入観を取り除くとともに, 整数論の今後の発展,
特に若手の研究者の研究発展を促進するという点で非常に重要である.
本研究集会においては, 数論幾何, (多重)ゼータ関数, 代数曲線(特に楕円曲線), 岩澤理論といった,
整数論に関連する様々な分野の最近の研究動向について, 講演や活発な議論が行われた.
また, 他大学からも幅広い分野の研究者が多く参加され(九大数理・IMI以外の参加者36名), 分野を越えて研究者間の親睦を深めることもできた.
本研究集会においては, 企画・運営を学生が中心となって行い, 学生や若手の研究者の積極的な参加を促進した.
これから本格的に数学研究に取り組む学生に, 整数論の様々な分野における研究の背景や今後の展望を主体的に学んでもらう機会になったと考えられる.
●参加人数: 65名
・所属機関別人数:
九大数理・IMI: 29名
(九大数理: 26, 九大IMI: 3)
それ以外: 36名
(愛知県立大: 1,
愛媛大: 1,
大阪大: 1,
小山高専: 1,
学習院大: 2,
神奈川大: 1,
金沢工大: 2,
京都産業大: 1,
慶應義塾大: 8,
工学院大: 1,
佐賀大: 1,
上智福岡高校: 1,
千葉工業大: 1,
津田塾大: 1,
東京工業大: 1,
東京電機大: 1,
東京理科大: 3,
徳島大: 1,
名古屋大: 2,
広島大: 1,
舞鶴高専: 1,
横浜国立大: 2,
立教大: 1)
・女性研究者(学生含)人数: 4名
・大学院生人数: 24名
・外国人人数: 1名
九州大学大学院数理学府博士後期課程2年 工藤桃成