博士後期課程 機能数理学コース 概要

機能数理学コース

九州大学数理学府では,21世紀COEプログラム「機能数理学の構築と展開」(平成15-19年度)による取り組みの一環として,博士課程の大幅な改革を行い,平成18年4月に「機能数理学コース」が創設されました.平成20年度には1期生4名が「博士(機能数理学)」の学位を取得しています.

目的 [先端的,応用的研究を推進する人材の育成]

機能数理学コースの目的とは,国際社会が要請する数学の応用研究をになう人材の養成です.他分野との連携を図り,社会における数理的問題の発掘・定式化・解決に寄与し,さらには新しい数学的問題の探究を目指す研究者を育成します.

教育課程の特色

科学技術への応用を見据え,専門分野を超えた数学的素養を身につけさせるほか,長期インターンシップを通じ企業の開発研究現場での数理学を体験・学習させます.教員等との共同研究に参画させ,そこで得られた成果を,当該分野における位置づけを明確にしつつ本人独自の視点から再構築させ,それらの集成を博士論文とすることもできます.

カリキュラム

数理学研究院の全教員が指導に参加します.したがって,基本的には修士課程までに学んだ数学の内容を変更する必要はありません.また,機能数理学コースでは,従来の博士課程のカリキュラムに加えて,以下のような特徴的なカリキュラムが用意されています.

  1. [機能数理学特別実習] 社会での実務体験によって数学の活かし方とその意義を理解し,十分な社会への適応性を培うために,企業等への長期インターンシップ(3ヶ月以上)が必修単位として課せられます.なお,インターンシップ先の企業等は大学で用意します. また,その実施に当たっては,各人の学んでいる数学の内容や性格上の適性を考慮して企業等の選定を行い,また何らかの経済的支援が行われる予定です.
     
  2. [機能数理学特別講義] 特別実習のための準備講義として,数理学の社会貢献の実情を理解し,啓蒙を図るために,社会の最前線において数理的業務に従事する研究者・技術者による実務的講義(必修科目)が用意されます.

インターンシップ

原則的には,博士課程1年または2年次に行います.企画・運営等の業務は,九州大学知的財産本部の協力のもとで,産業技術数理研究センターの研究教育支援部門の担当教員および事務職員により行われます.また,単位の認定は,受け入れ先企業の受け入れ責任者の報告にもとづいて行います.

学位

機能数理学コースにおいては,必修14単位(機能数理学講究I,機能数理学特別講義I,機能数理学論究,機能数理学特別実習)を含む44単位以上(前期課程での修得分を含む)を修得し,本学府教授会の行う博士論文の審査及び最終試験に合格することが修了要件です。修了者には博士(機能数理学)が授与されます。(平成22年度入進学者より,学位論文の前段階として,機能数理学基礎論報の提出が必修単位として追加される予定です。)

入試

修士論文(MMAコース修了者にあたっては講究報告の集成)とその発表にもとづく口頭試問により入進学審査が行われます.


Last-modified: 2009-11-02 (月) 19:49:50 (2939d)