セミナー発足に際してのごあいさつ(1997.4)

数値解析ミニシンポジウム

本研究集会は
九州大学大学院数理学研究院 21世紀COEプログラム
「機能数理学の構築と展開」(拠点リーダー:中尾 充宏)
の援助により開催されます.

場所:九州大学西新プラザ
日時:2007年5月29日 (火)    13:00-17:00

プログラム

13:00-13:50 田端 正久  (九州大学 大学院数理学研究院)
space.png       移流項と物質微分項の有限要素近似

14:00-14:50 大塚 厚二  (広島国際学院大学 情報学部)
space.png       拡張Griffithエネルギー平衡理論による安定な準静的亀裂成長の数理モデ ル

15:00-15:50 長藤 かおり (九州大学 大学院数理学研究院)
space.png       スペクトル・ギャップにおける離散スペクトルの非存在検証について

16:00-16:50 村川 秀樹  (富山大学 大学院理工学研究部)
space.png       退化放物型方程式に対する反応拡散系近似とその数値計算への応用  

講演概要

田端 正久 (九州大学 大学院数理学研究院)
講演題目:移流項と物質微分項の有限要素近似
概要:流れ問題の数値計算で移流項,物質微分項の近似は,最も重要な事項の一つである. ペクレ数,レイノルズ数が高くなると,ガレルキン有限要素法では数値計算で破綻をきたす.それらの解決法として,風上有限要素法,特性曲線有限要素法,安定化有限要素法などが開発され,流れ問題の有限要素計算が安定にできるようになった.それらの開発の歴史と現状を概観する.

大塚 厚二 (広島国際学院大学 情報学部)
講演題目:拡張Griffithエネルギー平衡理論による安定な準静的亀裂成長の数理モデル
概要:破壊力学で使われるGriffithエネルギー平衡理論は亀裂進展の評価基準として有名であるが、亀裂の安定成長には適用できない。ここで、安定成長とは停止する亀裂成長のことを意味する。これは、Griffithエネルギー平衡理論自体が抱える問題であり、修正や拡張が必要である。講演では、Griffithエネルギー平衡理論が抱える問題、その解決への試み、そして修正・拡張した理論について述べる。

長藤 かおり (九州大学 大学院数理学研究院)
講演題目:スペクトル・ギャップにおける離散スペクトルの非存在検証について
概要:ポテンシャルとして"周期関数+無限遠方で減衰する摂動項"を持つ1次元シュレディンガー作用素のスペクトル問題を扱う.このような作用素はバンドギャップ構造の本質的スペクトルを持ち,スペクトル・ギャップにおいて離散スペクトルが存在するか否かは固体電子論において重要な問題である.本講演では,スペクトル・ギャップにおける離散スペクトルの包含・除外法について,最近の進展を含めて解説する.

村川 秀樹 (富山大学 大学院理工学研究部 理学)
講演題目:退化放物型方程式に対する反応拡散系近似とその数値計算への応用
概要:氷の融解・凝固の過程を記述する古典的ステファン問題や地下水の流れを表す多孔質媒体流方程式などのような、非線形拡散を含むさまざまな問題を記述する退化放物型方程式を取り扱い、その解を近似する反応拡散系を提案する。このことは半線形の問題である反応拡散系を取り扱うことにより、元の非線形性が強い問題の解析や数値解析が可能になることを示唆するものである。本講演では提案する反応拡散系に対する理論的な結果を示すと共に、反応拡散系を利用した数値解法についても議論したい。


世話人
田上 大助 (九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所)
渡部 善隆 (九州大学 情報基盤研究開発センター)

ご不明な点がございましたら、事務局: までお問い合わせ下さい。


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Last-modified: 2007-05-21 (月) 17:29:30 (3835d)