九州関数方程式セミナー 平成29年度前期講演

日時 5月12日(金) 15:30--17:00
会場 福岡大学 セミナーハウス 2階 セミナー室
講師 吉川周二 氏 (大分大学)
題目 Structure-preserving finite difference schemes for the Cahn--Hilliard equation with dynamic boundary conditions
概要 力学的境界条件のもとでのCahn--Hilliard方程式の初期値境界値問題の構造保存型 数値解法について考察する。ノイマン境界条件やディリクレ境界条件などの単純な境界条 件の場合は、構造保存型の差分解法の系統的な導出法がしられており、またそのエネル ギー構造を用いることで数値解法の解の存在や誤差評価も微分方程式に対するエネルギー 法と同様の手続きで示すことができる。一方で、境界条件自体が発展方程式になった力学 的境界条件の場合についても、上記の手続きで解の存在や誤差評価が得られることを紹介 する。 本研究は、深尾武史氏(京都教育大学)と和田沙織氏(愛媛大学)との共同研究に基づく。

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