九州関数方程式セミナー 平成23年度後期講演

日時 1月27日(金) 15:10--15:35
会場 福岡大学 セミナーハウス 2階 セミナー室
講師 沖田 匡聡 氏 (九大・数理 M2)
題目 圧縮性Navier-Stokes方程式のコーシー問題における解の減衰評価
概要 3次元空間上のポテンシャル力付き圧縮性Navier-Stokes方程式の静止定常解の安定性を考察する.本講ではポテンシャ ル力とH^2に属する初期摂動が共に十分小さい時の摂動の時間減衰評価を行う.

日時 1月27日(金) 15:35--16:00
会場 福岡大学 セミナーハウス 2階 セミナー室
講師 佐川 明那 氏 (九大・数理 M2)
題目 幅の狭い2次元等幅領域における進行パルスの挙動について
概要 進行パルスを幅の狭い2次元等幅領域上で考察するとき,領域の曲がり方が進行パルスの動きにどのような影響を与えるかを調べた.進行パルスの運動方程式を導出することにより領域の幾何的性質の効果を具体的に抜き出すことができた.本講演では幅の細い2次元等幅領域における進行パルスの運動方程式を導出し,その対応を数値シミュレーションで確認する.

日時 1月27日(金) 16:00--16:25
会場 福岡大学 セミナーハウス 2階 セミナー室
講師 西川 武志 氏 (九大・数理 M2)
題目 周期外力を伴った,ある結合振動子モデルについて
概要 人間の脳の視床下部には無数のニューロンが存在している.それらのニューロンの発火(活動電位を他のニューロンに伝送すること)リズムは約24時間である.これはニューロンが太陽の24時間の明暗リズムに同期していると考えられている.このような現象を考察するために,本講演では,2次元の蔵本モデルに周期外力を加えた振動子モデルを考える.さらに,考察したモデルにおいて得られた結果を発表する.

日時 1月27日(金) 16:25--16:50
会場 福岡大学 セミナーハウス 2階 セミナー室
講師 宮崎 祐樹 氏 (九大・数理 M2)
題目 Walking Modelに関連した結合振動子系の解析について
概要 歩行は神経系と筋骨格系をそれぞれ振動子と見たときの相互同期により可能となっており,神経系と筋骨格系の間の時間遅延が2つの振動子の位相差にどのような影響を与えるのかを理論的に調べる.