九州関数方程式セミナー 平成20年度後期講演

日時 1月23日(金) 15:10--15:30
講師 石本 登志男 氏 (九大・数理 M2)
題目 双安定反応拡散系における2次元スパイラルパターン
概要 本研究では,空間2次元の双安定反応拡散方程式について,その解のある1つの成分の等高面を界面として,スパイラル運動を記述する界面方程式を導出する.分岐点近傍を考えることで,中心多様体理論を適用でき,双安定系が持つフロント進行波解とバック進行波解を同時に含む形で解の時間発展の挙動が表現できる.それによってスパイラルの先端を明確に定義できるようになることが本研究の利点である.